・・ということで面白かったゲーム、エルミナージュDSを改めてやってみた。
このエルミナージュDSは、クソゲーの多いDSの中で、
まさに奇跡と呼べる出来栄えの良ゲーだった。
自分の中では、カルドセプトと双璧をなす存在で、
とりあえずこのエルミナージュとカルドセプトが存在する限り、
DSは良いハードだったと思える。
さらっと言うと初期のウィザードリィ風のシンプルなダンジョンRPGに、
適度な今っぽさをうまく融合させることに成功したゲーム。
グラフィックは迷宮ばかりなので、美麗なムービーなど特に無しだが、
モンスターのグラフィックはなかなかの迫力で今見てもグッとくる。
初期ウィザードリィの良さが引き継がれている主なシステムは、
主人公は登録制で、名前、年齢、性別、顔、種族、善悪中立、職を決める。
もちろん転職も可能。前衛3人と、後衛3人の最大6人パーティ。
豊富なドロップアイテム。
死亡→灰化→ロスト(突然ロスト)の流れなど。
馬小屋に寝転がって謎の成長を遂げる主人公たち・・笑。
せっかくなので、Vの発売を期待して今さらレビューしてみたいと思います。
戦略性:9点
ウィザードリィはファミコンの3までやったが、その後はやっていないので、
あくまで初期ウィザードリィと比べると・・
戦闘の戦略性はずいぶん高いと言える。
前衛、後衛からなるショート、ミドル、ロングレンジの概念。
前衛、後衛のグループの概念。
対物理、対魔法、対特殊効果、対種族、対属性の攻撃の有効性。
まずは堅い防具は基本的に必要だが、それだけでは全然万全では無い。
対魔法が無ければ、強力な魔法で大ダメージかまたは即死。
対特殊効果が弱ければ、首切りで即死や石化。
対属性が無ければ、強力なブレスで焼き殺されたり・・笑。
敵の攻撃バリエーションに備えて、防具を選択したり強化することが
このゲームの攻略において非常に重要な部分を占めているといえる。
当然、攻撃する際も全く同じく、相手の弱点を見極める必要がある。
そんな確固たるロジックのある下地が、絶妙なバランスとなり、
ゲームのほとんどは戦闘か装備のセットアップに時間を費やすことになる。
・・こういうシンプルなところに中毒性があるのが、
良ゲーが良ゲーである所以なのだろうと、改めて思う。
奥行き:10点
ゲームに奥行きを加える部分では、装備の鍛冶、錬金システム。
盗賊のモンスターの装備を盗む能力。召喚士の存在。
主人公のレベルアップに応じたハイマスター能力の開眼などがある。
その他では種族、性別の途中変更や魔法の名前変更も可能。
モンスター図鑑、アイテム図鑑、サブシナリオ攻略などのやり込み要素。
自由度:9点
指輪を発見して、BOSSを攻略する主となるシナリオがありながら、
サブシナリオが非常に豊富でその上、癖があり面白い。
登場人物、アイテム収集、キャラ育成といずれも本筋以上の密度を誇る。
序盤からある程度好きなダンジョンに潜ることが可能で、
手探りで冒険しているという臨場感が中盤までを大きく盛り上げる。
この自由度の高さが難易度を高くしたり低くしたりもする点が実に面白い。
操作性:8点
画面の切り替えは全体的に速く、
ダンジョンの移動演出もショートカットすることが出来る。
親切な機能では、まとめて売る、まとめて識別や、
他には最後に行ったカーソルを記憶させるシステムまであり。
とにかく一通りのやりたい事を最短でやれる道は存在しており、
メーカーのサクサク感追求への努力は伝わる。
目新しさ:9点
基本となるシステムを全く損なわずに、随所にわたり少しずつ範囲を
広げている所謂正統進化という意味で素晴らしい。
目新しさを追求するには、基本システムを大きくいじる必要があるが、
ゲームそのもののより正統進化を追求したゲームという点で目新しく、
ゆえに私の様な古参ゲーマーと若い人にわけ隔てなく魅力的に映るはずだ。
続編からのフェイスロード機能はまさにオタクが大昔からの見ていた夢。
とうとう行きつくサウンドロードと、ダンジョンロード。
すべてのオタクは絶対にするべきゲームだと思うし、
何より、このゲームを作った人のオタク心の探究心に敬意を表したい。
今頃、すべてのエルミナージュファン達は大きな期待を抱いて、
来月を待っていることと思います。
総合判定:45点(50点満点)


